AVIOTさんが販売しているワイヤレスヘッドホン「WA-V1」を1週間ほど使用したので感想を書いていきます。
1万円台で無線ヘッドホンを探している場合には、かなり有力な選択肢ですよ!
- 最大120時間再生対応の超ロングバッテリー
- 圧迫感の少ない自然なノイズキャンセリング機能
- 最大2台までのマルチポイント接続に対応(LDAC接続併用可能)
- 聴き馴染みの良い柔らかなサウンド+しっとりとしたボーカル
- クセの少ない音バランス+側圧が優しめで長時間聴きやすい
- 折りたたむことでコンパクトにできる
- 深く沈む重低音やパリッとした高音は出ない(音にメリハリがそこまでない)
- アプリ非対応 ※追記:アプリ対応しました!
- 着脱検知には非対応
- 側圧が弱い分、ヘッドホンが少しずれやすい
目次
AVIOT WA-V1について
まずはAVIOT WA-V1のスペックから。
接続方式 | 無線/有線(3.5mm) |
重量 | 約267g |
ドライバサイズ | 40 mm |
充電端子 | USB-C |
Bluetooth | Ver.5.0 |
連続再生時間 | 最大120時間 ※使用環境により変動する可能性があります |
対応コーデック | ・SBC ・AAC ・LDAC |
機能 | ・ノイズキャンセリング ・外音取り込み ・マルチポイント接続(最大2台)※LDACと併用可 ・マルチペアリング(最大8台) ・折りたたみ |
本体価格はAVIOT公式オンラインモールで14,850円。自分はAmazonで13,500円で購入しました。
最大2台までのマルチポイント接続に対応。各デバイスとの接続をスムーズに切り替えられます。
ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能もしっかり搭載。
しかし、着脱検知は付いていません。音楽の再生・停止は自分で行う必要があります。
AVIOTのアプリには2024年8月20日時点では非対応です。※追記:アプリ対応しました!
WA-V1のカラーは全4色
WA-V1のカラーですが、全部で4種類あります。
- カーキ
- ネイビー
- ブラック
- ホワイト
定番のブラック・ホワイトのほか、ネイビー・カーキがラインナップされています。
自分は緑系の色が好きなのでカーキを購入しました。
WA-V1の付属品
AVIOT WA-V1の付属品は次のとおりです。
- WA-V1本体
- ステレオ接続ケーブル(3.5mmステレオミニプラグ 1.2m)
- 専用ポーチ
- 充電用USB-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- 製品保証登録カード
専用ポーチはハードケースではなく、ソフトタイプが付属しています。
ピエール中野さんのとのコラボモデル「WA-V1-PNK」も販売中
WA-V1ですが通常モデルのほか、ピエール中野さんとのコラボモデル「WA-V1-PNK」も存在します。
- ピエール中野さんによるチューニング
- 通常モデルにはない特別カラー
- 特別仕様のステレオミニケーブルとデスクフックが付属
- 特別なボイスガイダンス(日髙のり子さん)
通常モデルとどのくらい音が違うのか気になりますね…
↓コラボモデルはこちら↓
AVIOT WA-V1を使っての感想
それではAVIOT WA-V1を使っての感想です。
いつもMacBook(M1)もしくはGoogle Pixel 6aに無線接続して使ってます。
聴き心地の良い柔らかなサウンド。しっとりとしたボーカルが楽しめる
まずは音の感想から。
WA-V1に対する各音域の評価は次のとおりです。
音域 | 音の評価 ※無線接続時の評価です |
高域 | 柔らかめのサウンドで、他帯域と比べると量感は抑えめ。耳に刺さる感じがなく、不快さがありません。ただ、打ち込み系の音楽を聴く際などには、物足りなさを感じることはあります。 |
中音域 | WA-V1の一番得意な音域。耳当たりのよいマイルドな音で、存在感のあるボーカルが魅力的。他音域に比べて解像度が高く、しっとりとした美しい歌声が楽しめます。 |
低域 | やや緩さのある音で、量感はわりと多め。ズーンと沈むような低音というよりも、全体を包むようなウォームな低音です。 |
備考 | ・LDAC接続にすると、AAC接続に比べて音全体がより滑らかに。 ・電源ON時に有線接続すると無線接続に比べてクリアさが増します。ただ、電源OFF時に有線接続してしまうと、かなり変な音になってしまうので注意が必要です。 |
全体の音傾向としては中低域寄りのウォーム系。派手なサウンドというよりも、聴きやすさ重視の音作りに感じました。
音の解像度は特別高いわけではなく値段相応という感じで、音場はやや狭め〜普通くらいです。
どこまでも伸びる高音とか頭に響くような低音とかはなく、ある意味無個性のサウンド(無機質ではない)と言えるかもしれません。
ただ強い個性がない分、聴いていて耳障りに感じることも少ないんですよね。
作業中とかにこのヘッドホンを使っていると、良い感じに集中しながら作業できてる気がします。
音の輪郭がやや緩めなため、くっきりとしたエッジの効いたサウンドや、メリハリのある音を求める方には向いていません。
個人的には長時間聴いていてもストレスの少ない音で好印象。
超ロングバッテリーという本機の特性にもあっているように感じます。
また、ホワイトノイズが少ない点もかなり良いですね。
すっきりしたシンプルなデザインで使いやすさ◎。本体は折りたたみも可能
4色のうち自分はカーキを選択。
AVIOTのロゴは目立たないように印字されており、全体的にすっきりしたデザインに仕上げられています。
ハウジング部分の光沢が良い感じのアクセントに。
価格以上に高級感があるというわけではありませんが、値段相応に作りはしっかりしています。
また、ハウジング部分を内側に折りたたむことでコンパクトにすることも可能。
リュックなどにも収納しやすいので、いろんな場所に持ち運んで使えます。
自宅だけでなく、外出先でも使いやすいのは嬉しいですね。
側圧は優しめで痛くなりにくい。バッテリー持ちは無線ヘッドホン最強クラス
ヘッドホンの重量は約267gとワイヤレスヘッドホンとしては平均的です。
ただ、ヘッドホンの重心バランスが良いのか着けていてそこまで重さは感じません。むしろ軽いくらいです。
側圧は優しめでメガネを着用していても、問題なく着けられます。
メガネを着けた状態で、1~2時間ほど装着していても自分はストレスを感じませんでした。
長時間使っても頭が痛くなりにくいのが嬉しい…!ただ、その分がヘッドホンがずれやすいため、ワークアウト中に利用したいと考えている場合は注意が必要です。
バッテリー持ちはAVIOT公式によると最大120時間とのこと。
数あるワイヤレスヘッドホンの中でもトップクラスの電池持ちです。
実際に使っていても電池持ちはかなり良く、ノイキャンをONにしていてもほとんどバッテリー残量を気にすることがありません。本当にめちゃくちゃ持ちます。
ここは本機の持つ最大の強みだと思います。充電の頻度が少ないのは想像以上に快適…!
また、10分の充電で約11時間の再生が可能な急速充電にも対応しているので、充電を忘れてしまってもすぐに使い始められます。
圧迫感の少ないノイズキャンセリング。
続いて、ノイズキャンセリング機能について。
ハイエンドクラスのワイヤレスヘッドホンのように完全に外音を遮断する感じではなく、周囲の音を体感6~7割程度カットしてくれます。
圧迫感の少ないノイズキャンセリングで長時間使っていても違和感を感じにくく、個人的には好印象です。
以前使っていたゼンハイザーの無線ヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」はノイキャンに圧迫感があって、あまり好きではなかったんですよね。
また、WA-V1には外音取り込み機能も搭載されています。
少々不自然な感じはしますが、しっかり外音をチェックでき十分日常使いできるレベルです。
音量を下げれば音楽再生中でも、ヘッドホンをしたまま会話できます。
ちなみに各モードの切り替えは、左耳側の物理ボタンを押すことで可能。
ノイキャン → ノーマル → 外音取り込みという順番で切り替わります。
アプリなどを使う必要はありませんし、物理ボタンのため誤作動してしまうことも少ないです。
AVIOT WA-V1 レビュー まとめ:万人におすすめしたい優等生ヘッドホン
今回はAVIOT WA-V1を使っての感想について書きました。
WA-V1はこんな方におすすめのワイヤレスヘッドホンです。
- 長時間使っても疲れにくいワイヤレスヘッドホンを探している方
- 電池持ちが抜群に良いヘッドホンを探している方
- しっとりした綺麗なボーカルを楽しみたい方
聴き馴染みのよいマイルドな音と超ロングバッテリー、圧迫感の少ない装着感が魅力の本機。
使ってて疲れにくく、価格も超高いわけではないので日常使いしやすいんですよね。
周囲の雑音をカットしつつ、動画コンテンツを長時間楽しんだり、音楽をかけて作業に没頭したりといった用途にかなり合っているヘッドホンだと思います。
使い勝手の良いヘッドホンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
WA-V1は超ロングバッテリーが魅力のワイヤレスヘッドホン。着け心地もかなり良く、長時間ヘッドホンを着ける方にもかなりおすすめです。