こんにちは、もぶるです。
今回は2024年6月14日発売のMarshall製のイヤホン「Marshall MINOR」を使っての感想を書いていきます。
音に対する感想を中心に書いていきますので、購入を考えている方・気になっている方の少しでも参考になれば幸いです。
- 厚みのある気持ちの良いギター
- 迫力のある低域
- ノリの良いアナログ味のあるサウンド
- マルチポイント接続に対応(最大2台まで)
- 絶妙なカーブによりしっかりフィット
- 長期間使いたい方も安心のバッテリー保護機能搭載
- スティック部分が大きめ
- ケースからイヤホンを取り出しにくい
- 無音時にチリチリとしたノイズが乗る
- ときどき接続が不安定になる
- しっかりフィットする分インナーイヤーにしては耳が痒くなりやすい
目次
Marshall MINOR IVについて
| 通信方式 | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LC3 |
| ドライバーサイズ | 12 mm |
| 連続再生時間 | イヤホン本体のみ：約7時間 ケース込み：約30時間 |
| フル充電時間 | イヤホン本体：約1時間 充電ケース：約2時間 |
| ワイヤレス充電 | 対応 |
| 再生周波数帯域 | 20 Hz 〜 20,000 Hz |
| 防水 | イヤホン本体：IPX4 充電ケース：IPX3 |
| 重量 | イヤホン本体：約7.39 g 充電ケース：約39.41 g |
本体価格はMarshall公式ストアで19,980円(税込)です。
Marshall MINOR IVはインナーイヤー型のため、遮音性は低め。周囲の音をしっかり遮断したい方はカナル型のイヤホンをぜひ検討してみてください。
同時に2台のデバイスと接続できるマルチポイント接続(ペアリングは最大8台まで)に対応しています。
ちなみにマルチポイントは再生したデバイスに自動に切り替わるタイプではなく、前のデバイスの再生を停止させてからでなければ次のデバイスに切り替えられないタイプです。
本体単体で約7時間の再生、ケース込みで約30時間の再生に対応と旧モデルよりも電池持ちが良くなっています。バッテリー保護機能を搭載しているのも嬉しいポイントです。
ノイズキャンセリングや防塵には対応していません。
旧モデルよりも全体的にパワーアップしています。
Marshall MINOR IVの付属品
Marshall MINOR IVの付属品は次のとおりです。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB-C充電ケーブル(約20cm)
Marshall MINOR IVを使った感想
続いて、Marshall MINOR IVを使っての感想です。
いつもMacBook AirとGoogle Pixel 6aに接続して聴いています。
迫力のある低域とキレの良い高域。楽しく聴けるアナログサウンドが魅力
まずは音の感想から。
| 音域 | 音の評価 |
| 高域 | 高域は伸びがあるというよりも、キレ重視のサウンド。やや硬質なサウンドに仕上げられており、ハイハットの質感は高め。量感のある低域と合わさると、これが非常に気持ち良いです。 |
| 中音域 | 中音域は厚みのあるギターが本当に良い…！ボーカルよりも、楽器の音の方(特にギター)が明瞭に聴こえます。個人的には女性ボーカルよりも、男性ボーカルの方が相性が良く感じますね。 |
| 低域 | ガツンと迫力のある低域です。量感があり、ベースやドラムのキックがしっかり聴こえます。レスポンスも良好です。 |
ギターとベースの音が特によく感じます！
全体の音傾向としては、ウォーム・ドンシャリ系のサウンドですね。味気ない音ではなく、“アナログ”を感じる有機的なサウンドに仕上げられています。
解像感は想像以上に良好。ワイヤレスインナーイヤーという括りであれば、かなりハイレベルです。
Nothing Ear (Stcik)と比較しても、1段階上のレベルの音に感じますね。
やはり相性が良いジャンルはロック系の曲でしょうか。
Marshallの重厚感のあるサウンドとインナーイヤー特有の音抜けの良さが相まって、気持ちの良い軽快な聴き心地を実現しています。
インナーイヤーの中ではしっかりめのフィット感。スティック部分は大きめ
続いて、装着感について。
イヤホン本体はやや大きめ。形状はEarPodsやAirPods(第1・2世代)に似ていながら、先端部分をさらに伸ばした感じの形です。
この先端部分が絶妙にカーブしており、耳の穴にフィットするようになっているため、ズレにくくなっています。
カナル型のようにまでとは言いませんが、他のインナーイヤーよりも耳に入れてる感は少しありますね。
人によっては気になってしまうポイントかもしれません。
他のインナーイヤー型イヤホンと比べても、耳が痒くなりやすい気がします…
また、個人的に気になったのは、スティック部分の存在感。
手持ちのNothing Ear (Stick)と比べるとかなり大きく、鏡とかで自分の姿をふと見たときにわりと気になります。
使っているうちに慣れれば良いのですが、まだ少し違和感がありますね。
また、操作はタッチ式を採用。タッチセンサーはスティック部分ではなく、ハウジング部分に搭載されています。
タッチ式はときどき誤操作してしまうので、個人的にはNothing Ear (Stick)のように感圧式だったら嬉しかったです。
あとケースからイヤホンの取り出しやすさは、スティック部分を直接持ち上げられるNothing Ear (Stick)の方が上に感じました。
Marshallの方はハウジング部分が滑りやすいこともあり、少し取り出しにくく感じます…
無音時にややノイズあり。接続が不安定なことがある
他に気になる点として挙げられるのが、無音時のノイズです。
音楽を止めた時にチリチリとしたノイズ左右どちらからも聴こえます。
音楽をかければ気にならないレベルではあります。
あと気になるのが、接続がやや不安定なことですかね。
接続直後になかなか繋がらず、停止・再生を1〜3回ほど繰り返して音が鳴るみたいなことがときどきあります。
一度上手く接続した後は比較的安定しているのですが…
自分の場合、特にマルチポイントの切り替えの際に起こることが多いです。
ファームウェアアップデートでの改善に期待。
Marshall MINOR IV レビュー まとめ：Marshall好きな方はぜひ
今回はMarshallのインナーイヤー型イヤホン「MINOR IV」を使っての感想でした。
MINOR IVは次のような方におすすめです。
- ドンシャリ系・アナログ味のあるサウンドが好きな方
- 厚みのあるギター、迫力のある低音を楽しみたい方
- 見た目が気に入った方
- カナル型イヤホンが苦手な方
Marshallの製品を買ったことがなかったので思い切って買ってみましたが、想像以上のサウンドでした..！
厚みのあるギターとガツンと迫力のある低域が最高に気持ち良いです…！
ただ、「ときどき接続が不安定になる」「スティック部分が大きめ」といった欠点もあります。
また、インナーイヤーにしてはわりとしっかりめの装着感なため、軽快な装着感を求める方は注意が必要です。
ロックが好きな方や、インナーイヤーが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
ノリの良いアナログサウンドが楽しめるインナーイヤーです。