「最近イヤホンを着けっぱなしで耳に違和感がある。スピーカーを使える環境でもないし、どうしたものか…」
リモートワークやオンライン授業、はたまた趣味のアニメ・音楽鑑賞などで上記のような悩みを持っている方も多いのではないのでしょうか。
耳穴を完全に塞ぐカナル型イヤホンをずっと付けっぱなしにするのは、ちょっとこわいですよね…
そんな方におすすめしたいのが、耳を塞がないオープンイヤー型イヤホンの「Anker Soundcore V20i」。
自分もこのV20iを導入してからかなり快適に過ごせています。
- 耳を塞がないため着けていてラク
- 約6,000円で購入できる
- マルチポイント接続に対応(最大2台まで)
- アプリ「Soundcore」の使い勝手が良い
- イヤーフックの角度調整が可能(4段階)
- 防水防塵規格に準拠(IP55)
- 18ヶ月保証付き
- 装着に慣れが必要
- 耳掛けタイプのため多少なりともメガネやマスクに干渉する
- 本体からの操作がしにくい
- ワイヤレス充電に非対応
目次
Anker Soundcore V20iについて
通信方式 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | SBC/AAC |
ドライバーサイズ | 16 mm |
連続再生時間 | イヤホン本体のみ:約8時間 ケース込み:最大約36時間 |
フル充電時間 | イヤホン本体:約1.5時間 充電ケース:約4時間 |
ワイヤレス充電 | × |
再生周波数帯域 | 非公開 |
防塵防水 | IP55 |
重量 | 約76.4 g |
マルチポイント接続 | ⚪︎(最大2台) |
Anker Soundcore V20iは、2024年8月6日から販売が開始されたオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン。
価格はAnker公式で5,990円(税込)です。
エントリーモデルのワイヤレスイヤホンですが、しっかりマルチポイント接続に対応しています。
マルチポイント接続とは?
複数のデバイスと同時に接続できる機能のこと。機器を切り替える際にわざわざ設定等をいじる必要がなく便利。
Anker Soundcore V20iの付属品
Anker Soudcore V20iには、下記のものが付属しています。
- Soundcore V20i 本体
- 充電ケース
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
Anker Soundcore V20iを使ってみての感想
それではAnker Soundcore V20iをしばらく使っての感想を書いていきます。
いつもMacBook AirとGoogle Pixel 6aに接続して使っています。
装着には少しコツが必要。角度調整可能なイヤーフックが便利
Soundcore V20iはオープンイヤー型のイヤホンです。
イヤホン本体のフックを使って耳に装着します。
装着には少しコツがいるため、慣れるまでは少し大変です。ただ、慣れたらなかなか快適。
耳穴を塞がないので、装着していてラクなんですよね。
ただ、遮音性は全くないので、周囲の音をカットする目的でイヤホンを購入したいと考えている方は注意が必要です。
角度調整機能のないオープンイヤー型イヤホンも多くありますが、V20iのイヤーフックには角度調整機能(4段階)が付いています。
これが装着する際になかなか便利。
イヤホンの位置を微調整できるので、自分の耳にしっかり音声を届けられます。
注意したいのは、本イヤホンを装着している間はフックが常に耳にあたること。
マスクなどの装着感が苦手な方は不快に感じてしまう可能性があります。
また、多少なりとも眼鏡やマスクと干渉してしまう点にも注意が必要です。
なお、音漏れは音量を上げると普通にします。オープンイヤー型イヤホンなのでここはしょうがないですね…
低域寄りのサウンド。クリアさにはやや欠けるが、価格を考えれば合格点
続いて音の感想です。
音域 | 音の評価(AAC接続、サウンドエフェクト「デフォルト」での評価です) |
高域 | 高域の量感は控えめ。刺さる感じはありませんが、ややこもった感じがあります。高域の伸びや、キラキラ感を重視したい方は注意が必要です。 |
中音域 | 中音域の量感は普通〜やや少なめくらい。解像感は値段相応くらいで、曲によっては低音に少し埋もれてしまうことがあります。 |
低域 | 量感のある低域。タイトさはなく、ふくよかな低音です。解像度は決して高くありません。 |
Soundcore V20iはデフォルトだと低域寄りのサウンド。
室内など静かな場所だと少し低域を多く感じることがありますが、散歩中などに使う際にはこのくらいの量感の方が音楽を楽しみやすく感じました。
解像度は特別高いわけではなく値段相応くらい。音楽をしっかり楽しみたい場合には正直不満を感じることがありますね。
ただ、動画などを見る際やBGMとして音楽を流す際に不快に感じることは少なく、問題なく使えます。
ガッツリ音楽を楽しむというよりも、ながら聴き向けのイヤホンという感じですね。
なお、「SoudCore」アプリを使えば、イコライザーで自分好みの音にカスタマイズ可能。
すでに「クラシック」や「ベースブースター」などすでにいくつかのプリセットが用意されているので、簡単に音を変えられる点もGoodです。
個人的には中高域のクリア感が増す「アコースティック」がおすすめです。
アプリは安定の使いやすさ。ただ、本体からの操作はやりにくい
Soundcore V20iはアプリ「Soundcore」に対応しています。
アプリで主に行えることは下記のとおり。
- イコライザー機能
- タップ操作の割り当て(左右それぞれに割り当て可能)
- タッチ操作の無効化
- イヤホン本体のライトの点灯
- ゲームモード(遅延の低減)のオンオフ
- 環境音を流す
各機能にアクセスしやすく、アプリはかなり使いやすく感じました。ライトの点灯機能があるのがおもしろいですね。
アプリは優秀なのですが、問題は本体の操作感。
Soundcore V20iはタッチセンサーによる採用しているのですが、これがなかなかやりにくいです…
タッチセンサーが内蔵されている部分を直感的に把握しにくく、思ったように操作できないことがけっこうあるんですよね。
見た目のスタイリッシュさはなくなるかもですが、小さめの物理ボタンがひとつでもついてたら嬉しかったですね。
無線イヤホンの中ではケースは大きめ
Soundcore V20iのケースですが、無線イヤホンの中ではなかなか大きめ。
手持ちの無線イヤホンと比べるこんな感じです。
イヤホン本体は光沢仕上げでしたが、ケースはマット加工が施されています。
イヤホン本体もマット仕上げだったら、個人的には嬉しかったですね。
Anker Soundcore V20i レビュー まとめ:オープンイヤーデビューにおすすめ
今回はAnker Soundcore V20iを使ってみての感想でした。
Soundcore V20iは下記のような方におすすめです。
- オープンイヤー型イヤホンを試してみたい方
- 耳の中への負担が少ないイヤホンを探している方
- 激安製品で失敗したくない方
もっと高価で音質の良いオープンイヤー型イヤホンもあるかもしれません。
ただ、個人的に「ながら聴き」にそこまで高音質を求める必要はないと思っています。
そこにAnkerさんがちょうど良い価格感・品質のオープンイヤー型イヤホンを投入してくれたのが非常に嬉しいです。
耳を塞がない系のイヤホンを試してみたい方は、ぜひチェックしてみてください!
待望の10,000円以下で購入できるAnker製オープンイヤー!目立った欠点がなく、耳を塞がない系のイヤホンを試してみたい方に自信を持っておすすめできる製品です。