Audioengine A1 2年使用レビュー|聴き疲れの少ない音+良デザインのスピーカー。音コスパは良くない

こんにちは、もぶるです。

今回は小型スピーカー「Audioengine A1」を約2年間使った感想を書いていきます。

もぶる

コンパクトさ優れたデザイン性が魅力のスピーカー。音コスパは正直良くないですが、聴き疲れのない刺激の少ない音でBGM用途に向いています。

Audioengine A1について

アンプタイプクラスD
出力パワートータル60W
対応BluetoothコーデックaptX,AAC,SBC
BluetoothレシーバータイプBluetooth 5.0
入力3.5mmステレオミニジャック,Bluetooth
本体サイズ15.2 cm × 10.2 cm × 13.3 cm
重さ左:1.4 kg / 右:1.1 kg
KOPEK JAPANより引用

現在の通常価格は33,000円と高め。自分は2022年のAmazonプライムセールで20,713円で購入しました。

購入しようかかなり迷っていた時期にかなり安くなったので、すぐにポチった記憶があります。

Audioengine A1の付属品

Audioengine A1の付属品は下記のとおり。

Audioengine A1の付属品
  • スピーカー本体×1
  • スピーカーケーブル×1
  • 電源ケーブル×1
  • ステレオミニジャックケーブル(2m)×1
  • ミニジャック-RCAケーブル(2m)×1
  • クイックスタートガイド

ケーブル等必要なものが全て入っているのは嬉しいですね。

入力系統はBluetoothとステレオミニジャックの2種類

Audioengine A1の入力系統はBluetoothステレオミニジャックの2種類のみ。

33,000円という価格を考えると物足りないですね…

たくさんの機器と同時に接続したい方は注意が必要です。

Audioengine A1を2年間使ってみての感想

続いて、Audioengine A1を使っての感想です。

もぶる

以前はモニターのミニジャック端子と接続していましたが、数ヶ月前からaudient EVO4と接続して使用しています。

  • コンパクトさとシンプルな見た目が良い
  • 音コスパは正直そこまで良くない…
  • 操作ノブが背面にあるのがわりと不便

コンパクトさとシンプルな見た目が良い

6インチのKindleとだいたい同じ縦横幅とコンパクト

まずはデザインから。自分がこのスピーカーを購入したいと思った一番の理由がデザインです。

かなりシンプルな見た目で、個人的にかなり好みのデザイン。

本体サイズはかなりコンパクトで、モニター横に置いても圧迫感がありません。

もぶる

限られているスペースにも設置しやすいのが大きな魅力ですね。

音コスパは正直そこまで良くない…

続いて、音の感想です。

「良い音を聴かせるぞ…!」というような音ではなく、非常に自然な音です。

中高域はわりと綺麗に出ていると思います。音の分離感も悪くありません。

対して、低域は控えめ。音の線の細いタイトな低域です。「低域が出ていないと絶対ダメ」「臨場感重視!」という方は高確率で不満に思ってしまうと思います。

解像度は価格を考えるとやや物足りないといった印象。

モニター直差しで使っている頃は音の輪郭が少し甘くて、動画再生時に何を言っているか多少聞き取りにくいことがありました。

総じて、定価を考えると正直 音コスパは悪いと思います。

もぶる

3万円台となると「Edifier S880DB」などの音評判のかなり高いスピーカーも狙えちゃいますからね… 

「とにかく音コスパを求めたい」という方は避けた方がよいと思います。

特にノリの良い音を求める方は別のスピーカーを選択した方が幸せになれるでしょう。

ちなみにPCモニターに直接接続している状態と、オーディオインターフェースに接続している状態とで比べると、やはりオーディオインターフェースに接続している方が明らかに音質は良いです。

一聴してるわかるレベルで音の差はあります。

音の解像感が1〜1.5段階くらい上昇し、少しぼやけていた音の輪郭がはっきりして、各音が聴き取りやすくなりますね。

個人的にBGM用途には良いと思う

BGM用途には良い感じ

音コスパは悪いですが、BGM用途のスピーカーとしては個人的には全然OKだと思います。

解像感の高いスピーカーや、臨場感のあるサウンドを鳴らすスピーカーは、聴いていてもちろん楽しいのですが、長時間聴いているとどうしても疲れます。

もぶる

自分はヤマハの「MSP5 Studio」というスピーカーを一時期使っていました。解像度が高く、かなり良い音のスピーカーでしたが、長時間聴いているとけっこう疲れを感じたんですよね。

対して、Audioengine A1はずっと聴いていても疲れない音です。

聴きごたえはそこまでないかもしれませんが、とにかく疲れません。

作業中に使っても集中力が途切れにくく感じます。

正直、過去に何度か「もっと臨場感のある音、良い音のスピーカーに替えたいな〜」と思うことがありました。

ただ、BGM用途の場合はある意味このくらいの音の方が良いのかも?と最近は思うようになりましたね。

ちなみにもう少し刺激的な音が欲しくなった時はヘッドホンを使っています。

最近使っているお気に入りの2台のヘッドホンを紹介しています。

また、低音がそこまで出ていない分、周囲に音が響きにくいこともこのスピーカーのメリットだと思います。

操作ノブが背面にあるのがわりと不便

背面に手を伸ばして操作するのがけっこう面倒…

気になる点は電源と音量操作を兼ね備えるノブが背面にあること。

電源のON/OFFと音量調整のたびに、わざわざ背面まで手を伸ばすのがけっこう面倒なんですよね。

もぶる

オーディオインターフェース等と接続すれば、いくらか操作はマシにはなりますが、それでも面倒に感じます…

前面に操作ノブがあれば、今よりは確実に満足度の高いスピーカーだったと思いますね。

せめて電源ボタンくらいは前面に欲しかったです。

Audioengine A1 レビュー まとめ:デザインの良いBGM向けスピーカー

27インチモニターの横に置いた様子

今回はAudioengine A1を約2年間使っての感想でした。

Audioengine A1は次のような方におすすめのスピーカーです。

Audioengine A1はこんな方におすすめ
  • 見た目がかなり気に入った方
  • 音コスパをそこまで求めない方
  • スピーカーの設置スペースが限られている方
  • ガチ聴き用途ではなくBGM用途に導入を考えている方
  • そこまで大きな音は出せないけどスピーカーを使いたい方

何度も言いますが、音コスパは正直悪いです。

とにかく高音質なスピーカーを探している方は、避けた方が良いでしょう。

ただ、存在感が控えめなサウンドな分、BGM用途には向いていると思います。

本体サイズがコンパクト、かつ見た目もすっきりしているので、デスクに置きやすい点もかなり良いです。

見た目が気に入った方、コンパクトなスピーカーを探している方はぜひチェックしてみてください。