こんにちは、もぶるです。
今回はブックシェルフ型スピーカー Edifier MR3を3週間ほど使って感じたことを書いていきます。
- ほんの少し中音域が強調されたクリーンなサウンド
- 音に変なクセがなく、さまざまな用途で使いやすい
- 前面に搭載されたノブで電源のON/OFF、音量調整が可能
- 背面のノブと専用アプリで好みの音にチューニングできる
- 入力系統が豊富(TRS,RCA,AUX)
- Bluetoothはマルチポイント接続にも対応(先勝ち仕様)
- 高音低音が控えめでメリハリのある音を求める方は注意
- 音量調整ノブにメモリが付いておらず音量が確認しにくい
- BluetoothコーデックはSBCのみ
目次
Edifier MR3について
Edifire MR3は2024年10月15日から販売が開始されているスピーカー。
アンプを内蔵しているアクティブスピーカーため、別途アンプを用意することなく音を鳴らせます。
スペックは下記のとおりです。
アンプタイプ | クラスD |
総出力電力 | 18 W + 18 W |
再生周波数帯域 | 52 Hz 〜 40 kHz |
対応Bluetoothコーデック | SBC(最大2台のマルチポイント接続に対応) ※マルチポイント接続は先勝ち仕様 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
入力 | ・TRS ・RCA ・AUX |
本体サイズ | アクティブスピーカー側: 220 mm × 125.5 mm × 185 mm パッシブスピーカー側: 220 mm × 125.5 mm × 176 mm |
重さ | 3.85 kg |
カラーは「ブラック」と「ホワイト」の2種類。自分はブラックの方を購入しました。
Edifier MR3の付属品
Edifier MR3の付属品は下記のとおりです。
- スピーカー本体
- 電源ケーブル
- スピーカー接続用ケーブル
- 3.5mm-RCAオーディオケーブル
- 3.5mm-3.5mmオーディオケーブル
- クイックスタートガイド
付属しているオーディオケーブルを使って、接続したい機器の3.5mmジャックと繋ぐだけですぐに使い始められます。
ただ、TRS端子のオーディオケーブルが付属していないため、バランス接続したい方は別途自分でケーブルを用意しなければならない点には注意が必要です。
自分はHosaのケーブルを追加購入して、MOTU M2とバランス接続しています。下記の製品を使用中です。
↓長さ2m
↓長さ1m
Edifier MR3を使ってみての感想
続いて、Edifier MR3を使ってみての感想です。
MOTU M2と有線接続しつつ、スマホとは無線接続しています。
- ボーカルが映える音作り。全体的に明るくクリーンなサウンド
- 豊富な入力端子を搭載。Bluetoothはマルチポイントに対応
- 電源/音量調整ノブが前面にあり操作しやすい
- 細かなところの作りは少し甘め
ボーカルが映える音作り。全体的に明るくクリーンなサウンド
まずは音の感想からです。
音域 | 音の評価※MOTU M2と接続+「モニターモード」選択時 |
高音域 | ほどよく音の輪郭は感じられるものの、中音域に比べるとは存在感は控えめ。 くっきり音を出すというよりは、少し響かせるように鳴らします。 |
中音域 | 柔らかで豊かなサウンド。他の帯域に比べて音が充実しており、ボーカルが少し目立つような音作りに仕上げられています。 |
低音域 | 全体的に量感は控えめ。かといってタイトな低音というわけではなく、少し緩さのある低音を鳴らします。 音の輪郭が少し見えにくいので、低音の描写を重視する方は注意が必要です。 |
全体的に明るく少しウォームなサウンド。音傾向としては全体的にバランスの良いサウンドですが、少しだけ中音域に寄っているように聴こえました。
中音域に比べると高音と低音の量感はやや控えめで、ボーカルが少しだけ目立つような音作りがされているように感じます。
動画などを見ていても、小音量でも人の声が聞き取りやすく、快適にコンテンツを楽しめますよ。
モニタースピーカーという位置付けで販売されている製品ですが、決して無機質な音ではなく、リスニング用としても全然使える印象です。
元気にドンドン鳴らすような感じではなく、各音を自然に鳴らしてくれるのでずっと聴いていてもストレスが少ないですね。分離感も良く、耳を澄ますとさまざまな音色が聴こえてきます。
高音と低音がくっきり出ているメリハリのある音が好みの方は、別のスピーカーを選択するのが良いと思います。
また、Bluetooth接続も試してみましたが、有線接続に比べて音質が大幅に劣っているという感覚はありませんでした。
背面の調整ノブと専用アプリからチューニング可能
Edifier MR3の背面のバックノブを操作することで、低音と高音を調整できます。
- 「High」ノブ:10kHz以上の周波数を調整(±6dB)
- 「Low」ノブ:125Hz前後の周波数を調整(±6dB)
また、バックノブでの調整に加えて、専用アプリからのチューニング(イコライザー)も可能です。
豊富な入力端子を搭載。Bluetoothはマルチポイントに対応
入力系統が豊富なこともEdifire MR3の持つ特徴のひとつです。
背面
- TRS入力 × 1
- RCA入力 × 1
前面
- AUX入力 × 1
- ヘッドホン出力 × 1
Bluetooth(SBC)※最大2台までのマルチペアリング対応
豊富な有線入力のほか、Bluetooth接続やヘッドホン出力も備えています。
BluetoothコーデックはSBCのみとなっているので、接続コーデックを気にする方は注意が必要です。
なお、マルチペアリング接続では、先に再生していたデバイスの方が優先されます(先勝ち仕様)。
有線と無線、どちらも使えるのがかなり便利です。
電源/音量調整ノブが前面にあり操作しやすい
また、電源と音量調整を兼ね備えた調整ノブが前面に取り付けられているのもポイント。
電源や音量調整が背面にあるスピーカーも多くありますが、背面だと操作しにくく使いづらいんですよね。
操作のしやすさは、Edifier MR3の持つ大きなメリットのひとつだと思います。
ちなみに電源は前面のノブを押し込むことで入れられます。ノブを回さずに電源を入れられるので、電源を入れるたびに音量調整をする必要がない点も良いです!
ただ、音量調整ノブに目盛りが付いておらず、現在どの程度の音量に設定しているのか確認しにくい点は少し不便に感じました。
細かなところの作りは少し甘め
価格に対して音や機能性が良い本製品ですが、細かなところは値段相応な印象があります。
自分の場合、下記のようなところが少し気になりました。
- 前面のイヤホンジャックの作りが甘めで抜き差ししにくい
- 音量調整ノブに目盛りがない
この辺りは妥協する必要がありますね。
価格を考えると個人的には全然許容範囲でしたが、気になる方は気になるかもしれません。
Edifier MR3 レビュー まとめ:自信を持っておすすめできる優秀な1万円台スピーカー
今回はEdifier MR3をしばらく使っての感想を書きました。
Edifier MR3は下記のような方におすすめです!
- 内蔵スピーカーもしくは1万円以下のスピーカーからのステップアップを考えている方
- メリハリのある元気なサウンドよりも自然で綺麗めなサウンドが好みな方
- 入力系統の多いスピーカーを探している方
Edifier MR3は、操作性・音質・デザイン・価格のバランスが良いスピーカーです。
内蔵スピーカーや1万円以下のスピーカーからのランクアップを考えている方にかなり向いている製品と言えるでしょう。
変なピークのない聴きやすいサウンドが個人的に好み…!頻繁にセール対象になる点も良いですね。
予算1〜2万円台でスピーカーを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
中音域が豊かな聴きやすい音が魅力のスピーカー!操作もしやすく、音に少しこだわりたくなった方にまさにうってつけの製品です。