ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」レビュー|濃厚なサウンドと電池持ちが魅力!

ゼンハイザー MOMENTUM4 1

先月、新しいワイヤレスヘッドホンを購入しました。

購入したのは発売当初から気になっていたゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」

購入してから1ヶ月ほど経過したので、簡単にレビューしていきます。

良い点
  • 柔らかさもありつつ臨場感のあるサウンド
  • 量感十分な質の良い低音
  • 音場が広い
  • 無線で気軽に高音質が味わえる
  • 安心のバッテリー持ち(最大60時間)
  • 外音取り込み・ノイキャンも実用レベル
  • ミニマルで使いやすいデザイン
気になる点
  • 価格が高い
  • ノイキャン時にやや圧迫感
  • コンパクトに折り畳めない
  • 重さはけっこう感じる(約293g)

ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wirelessのスペック

MOMENTUM4 Amazon
MOMENTUM4:Amazonから引用

まずはゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」のスペックから。

詳しいスペックは下記のとおりです。

接続方式無線/有線(3.5mm/USB-C)
音圧感度106 dB
インピーダンス60Ω(パッシブ)/470Ω(アクティブ)
再生周波数帯域6Hz〜22kHz
ドライバサイズ42 mm
充電端子USB-C
BluetoothVer.5.2
連続再生時間最大60時間(ノイキャン使用時)
対応コーデックSBC
AAC
aptX
aptX Adaptive
機能外音取り込み/ノイキャン/自動電源OFF

旧モデルからデザインが大幅に変更された

momentum3 画像
MOMENTUM3:Amazonから引用

MOMENTUM4ですが、旧モデルであるMOMENTUM3から大きくデザインが変更されました。

これまでのMOMENTUMシリーズはスチールアームを採用したクラシカルなデザインを採用していましたが、MOMENTUM4では主張の少ないすっきりしたデザインに変更されました。

もぶる

最近のヘッドホンはシンプルなデザインが主流になりましたよね。

これが今までMOMENTUMシリーズを使ってきたファンからは不評なようです。

自分はどちらも好きなデザインですが、

・部屋に飾るときやファッション用アイテムとして映えるMOMENTUM3

・すっきりしたデザインでシーンを選ばずに使いやすいMOMENTUM4

といった感じでしょうか。

以前のMOMENTUMのデザインが好きだった人は注意が必要です。

ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wirelessを使ってみて

ゼンハイザー momentum4 2

次はゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」を使った感想を書いていきます。

使ってて感じた良い点・気になる点は下記のとおりです。

良い点
  • 柔らかさもありつつ臨場感のあるサウンド
  • 量感十分な質の良い低音
  • 音場が広い
  • 安心のバッテリー持ち(最大60時間)
  • 外音取り込み・ノイキャンも実用レベル
  • ミニマルで使いやすいデザイン
気になる点
  • 価格が高い(46,000円↑)
  • ノイキャン時にやや圧迫感
  • コンパクトに折り畳めない
  • 重さはそれなりに感じる(約293g)

ここからはさらに詳しく書いていきます。

しっかりめの装着感。長時間使うとやや疲れる

MOMENTUM 4 Wirelessを使っていて、まず気に入ったのが装着感の良さ

自分はメガネユーザーなため、裸眼の人に比べてヘッドホンの装着感はかなり気にします。

装着感の悪いものだとすぐに頭が痛くなっちゃうんですよね。

MOMENTUM 4 Wirelessのイヤーパッドとヘッドパッドはもっちもちで超快適。

ゼンハイザー momentum4 3
もっちもちです
もぶる

イヤーパッドの質はかなり良い…!

メガネをつけたまま装着しても、わりと快適に音楽を楽しめます。

ただ、ホールド感はめっちゃ強くはありませんが、わりとしっかりめ。

ズレにくい点は良いんですが、1時間くらい使うとさすがに疲れてきますね。

重さはけっこう感じる

また、重さはそれなりに感じます(約293g)。

軽いヘッドホン使ってきた人は気になるかもしれません。

短時間であれば問題ありませんが、長い時間付けていると首とかがけっこう痛くなってきます…

長時間の作業用に使用したいと考えている方は注意が必要です。

疲れないことを重視したい人は、

ソニーが販売している軽量ヘッドホン「WH-CH720N(約192g)」や、

ゼンハイザーの「ACCENTUM Wireless(約222g)

などもっと軽量なヘッドホンの方が個人的には良いと思います。

濃厚かつ柔らかなゼンハイザーサウンド

肝心のサウンドですが、これが本当に最高です。

濃厚な中低音域を中心に柔らかく美しいゼンハイザーらしいサウンド。

ブーミーな低音ではなく、全体を包み盛り上げるような低音を出します。

中高音は突き抜けるような感じはありませんが、丸く優しい音で耳が痛くなりません。

超高解像度というより、雰囲気作りが非常に上手いヘッドホンだなと感じました。

柔らかさを感じさせつつ、臨場感もあるのでしっかり音楽を楽しめます。

また、密閉型ヘッドホンでありながら音場が広めで、立体感を感じられますよ。

同価格帯の有線レベルとまではさすがに言えませんが、ワイヤレスヘッドホンの中ではかなり上質な部類に入ると思います。

無線特有のカサカサ感?をうまく音作りでカバーしている感じですね。

全体的に柔らかい音ですが、低音がわりと多く味付け感はけっこう感じるので、すっきりフラット音質が好きな方には向いていません。

もぶる

購入前は勝手にジャズとかオーケストラが得意なのかな?と思っていましたが、予想以上に万能なサウンド…!あらゆるジャンルの曲に対応できます。

ただ、先述したように味付け感はけっこうあるので、ある程度の時間聴いていると若干疲れてきますね。

また、有線接続も利用できますが、音のバランスが崩れるように感じました

基本的には無線での利用が個人的におすすめです。

外音取り込み・ノイキャンも十分使える

今ではワイヤレスヘッドホンの標準機能となった外音取り込みやノイズキャンセリングもしっかり装備。

外音取り込みは超ナチュラルなまでとは言えませんが、曲を止めていれば会話可能です。

ノイズキャンセリングは圧迫感があり、長時間聴いているとやや疲れます。

ただ、外の音はしっかりシャットアウトしてくれるので、外音に妨げられずに集中したい時には重宝します。

自分はデフォルトよりもノイキャンの強さを抑えることで対応しています。

外音・ノイキャンともに超最強とまではいきませんが、十分日常生活で使えるレベルですね。

バッテリー持ちはかなり良い

バッテリー持ちははかなり良いです。

1日4〜5時間使っても10日くらいは充電なしで使えちゃいます。

15分放置しておけば勝手に電源が切れる「自動電源オフ機能」の恩恵もあり、かなりバッテリーが持つ印象です。

また、クイック充電にも対応しているため、最悪バッテリーがなくなってしまってもすぐに使い始められる点もGood。

ほとんどバッテリーを気にすることなく使えますよ。

携帯性は良くない

たくさん良いところがあるMOMENTUM 4 Wirelessですが、もちろん欠点もあります。

特に気になるのが携帯性です。

旧モデルは折り畳み機構が採用されていましたが、MOMENTUM 4 Wirelessは折り畳み機構が採用されていません

ホームユースでは問題ありませんが、頻繁に外出先に持っていく場合はかなり気になると思います。

ケースもそれなりのサイズ感があるので、携帯性を重視する人は注意が必要です。

まとめ:ノイキャンあり+音質も重視したい人はぜひ

ゼンハイザー momentum4 4

今回はゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」をレビューしました。

MOMENTUM 4 Wirelessは次のような方におすすめです。

MOMENTUM 4 Wirelessはこんな方におすすめ!
  • 無線で手軽に高音質を楽しみたい方
  • ノイキャン・外音取り込みと音質を両立したヘッドホンを探している方
  • バッテリー性能の高いヘッドホンを探している方
  • ゼンハイザーの大ファンの方

携帯性の低さや本体の重さなど多少気になる点はあるものの、全体的に完成度の高いワイヤレスヘッドホンです。

ノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドホンの中でも、トップクラスの音を楽しめます…!

機能性とサウンドを両立したヘッドホンを探している人におすすめです。

もぶる

ワイヤレスで気軽に高音質を味わいたい方はぜひチェックしてみてください…!